伝承

●坂尾の桜
天承元年(1131)5月22日、坂尾五郎治公の奥方高枝姫が病の治癒を妙見大菩薩に祈願され、本願成就のお礼として同年9月22日に枝垂桜をお手植えされたものが姫桜と名づけられました。
また、五郎治公は桜花を愛され御屋敷や境内に植付けられ、ことに妙見堂付近にたくさんあり、妙見大菩薩の御好見桜をもって星桜と命名されました。
さらに、時を経て現住案ずるに上野寛永寺の桜は寛永15年(1638)天海大僧正が吉野山より移植された由縁にて、当山へも分植されたものであろうとされています。